不用品で溢れた実家、最期には家を失う

私の実家は4代続く旧家でした。
大正時代の家具や戦争時代の貴重な物も現存し、母が嫁いだ時に改築と増築をし、豪邸になりました。

曽祖母が亡くなり、祖母の代の時に、祖母は戦争時代の物が無い時代に育ったものですからとにかく物を大事にする人で、包み紙、空き箱を大事にしまい、次第に捨てるべきものまで溜めるようになってしまいました。

そんな祖母も亡くなり、今度は親世代になったのですが、そんな祖母に育てられた父は、空き箱収集家になってしまい、母は、介護から解放され自由になって、自由に買い物できる喜びから買い物依存症になり、家の中が物で溢れるようになってしまいました。

バーゲンで安いというだけで買った誰が着るかわからない服、カバン、靴。
今度はそれらを収納する棚が無いと言い、巨大なクローゼットを買い、巨大なクローゼットが手に入ると、今度はそのクローゼットに入る服をまた買うという悪循環で、末期にはクローゼットの上にクローゼットを重ねるという荒技で、家中の圧迫感が半端なかったです。

そんな贅沢な生活がいつまでも続くわけがなく、最期には、家を失いました。

今は、引っ越ししましたが、昔の生活から抜け出せないのか、また物で溢れ出し、この先両親が居なくなったあと、この不用品達の処分は一体誰がするのだろう…と疑問しか残りません。